けるべろす

2015/08/13: Raspberry Pi 2
Model Bに対応開始しました。

「けるべろす」は、マイクロコンピューターデバイスであるRaspberry piをベースとした受付ソリューションです。一般的な受付システムより安価で、タッチパネル型の受付システムが構築できます。また、外部のシステムとの連携も可能で、来客された方の写真画像を撮影し、slackなどのチャットツール経由で担当者宛に通知させることも可能です。

価格は、基本セットと本プログラムに最適化したGUI、各種外部サービスとの連携可能なSDK付きでオープンプライス（実売価格　32,400円/税込）となります。今後は専用ケース、外部アプリケーションとの双方向通信を可能とするカスタマイズなども個別に受け付ける予定です。

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「けるべろす」を開発しようと思った背景やきっかけは？: 弊社のパートナーであるサーバーエンジニアの方や、私自身もプライベートでラズベリーパイ（以下、ラズパイ）で遊んでいたところ、代表の「ラズパイで受付システムをつくろう」という話からプロジェクトがスタートしました。弊社では元々かなりレガシーなチャイムを長く使っていたこともあり、開発の題材としては実用的でかつ面白い取り組みだと思いました。

開発時に面白かった・楽しかった・やりがいを感じたところは？: Slack（弊社内で導入されているコミュニケーションツール）のAPIで情報の取得や画像のアップロードなどが面白かったです。また、普段は画面上で完結してしまうWebサイトやWebアプリを制作しているので、液晶やカメラなど物理的なモノを組み上げていくのがとても新鮮でした。こういった思い切った企画を任せてもらえるのはエンジニアとしても自分の可能性を試せて開発のしがいがあります。

開発時に大変だったところは？: ラズパイがARMアーキテクチャとなる為、普段使っているNode.jsが動かなかったり、サーバ上で動かすよりも処理に負荷がかかるのでで、なるべく処理を単純化させる事が大変でした。こういった「普段とは違う環境」というのはやはり大変なんですが、同時に興奮するところでもありますね。

これからどんなカスタマイズをする予定ですか？: AIによる学習機能を実装して、お客様を認識できるようにする予定です。お客様の顔を覚えるというのは重要な事なので実装できたらなと思っています。あとは近く喋るようになります。「おかえりなさいませ、ご主人様」みたいな感じで（笑）ラズパイは拡張性が高いので色々なカスタマイズが想像できますし、 Windwos10 IoT Coreの対応も予定されているため今後さらに多方面で話題になると思います。